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『ランチ酒・おかわり日和』 原田ひ香

『ランチ酒』の続編
ランチ酒2
『ランチ酒・おかわり日和』 原田ひ香・著

×1の犬森祥子は、幼馴染・亀山が営む会社で「見守り屋」として仕事をしている
「見守り」名前の通り依頼人を数時間(主に夜から翌朝まで)見守る仕事

模試を控えた高校生 青年実業家 買い物依存症のエリートサラリーマン
余命幾ばくもない女流作家 スマホ・SNS依存の女子大生etc

お金が出してまで他人(祥子)が見守る必要があるの?と思われるような場面ばかりですが
依頼人のバックボーンを知れば知るほど「なるほど」と頷けます

本来の筋?は祥子が仕事明けに食べる&呑むお店とそこの食事がメインですが
明確な店名は出てきません
が、食通の方々が読めばきっと「あっ!!あの店のあのメニューね」と分かるはず

どんな事情であれ、他人のプライベートを垣間見てしまった後です
良いも悪いもストレスは感じている祥子の仕事明け、ストレス解消も兼ねて
呑み・食べる姿は爽快です

前作より寄り、祥子や依頼人達の内面を深く描いているように感じられた一冊
依頼人との距離というか事情を知り過ぎてしまった祥子さん
(というか、依頼人達に肩入れし過ぎです)
根本的に優しすぎる祥子さんが、抜き差しならない状態に突き進んでいくのか?
と、ちょっと心配になるようなラストでした

これは絶対続編が出るよね?出ないと消化不良過ぎる・・・・


昔々、ジュエリーか?ダイヤモンドのCMコピーで
「ダイヤモンドと女性は傷つく度に美しくなる」的なモノがあったような・・?
祥子さん、本作ではますますモテモテです
誰でも一番無防備で弱っているときに、何も言わなくてもしなくても傍にいてくれる存在は有難いモノ
それが優し気な女性であれば、尚更「惚れちゃいます」よね~

でも、おばさんのお節介かもしれません
一番見守って欲しいのは祥子さん自身のような気がします


・・・・・祥子さん自身は、元旦那のところにいる娘の事を一番に思って
娘にとって「母親」として、どうあるべきか?を考えているけど
一読者として、女性として幸せになって欲しいと思ってしまいました
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