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『大人は泣かないと思っていた』 寺地はるか

ページを捲ったら止まらなくなってしまいました
大人は泣かない
『大人は泣かないと思っていた』 寺地はるか・著

九州に架空の街 肘差(村)
電車もバスも一時間に数本、車がないと日々の生活に事欠く田舎
物語の中で映画「八つ墓村」みたい とふれられています

父と2人暮らし、地元の農協に勤める32歳の「時田翼」くんと
彼の家の隣の住民の孫にあたる「小柳レモン」ちゃんが主人公

翼くんとレモンちゃんが出会ってからの一年間を
彼らを取り巻く人々が語るオムニバス形式で物語が進んでいきます

子供の頃から‟線が細く”趣味は週末のお菓子作りと女子力が高そう?な翼くん
外見からは女々しいと見られがちですが、ここぞ!という時は意外な程男らしい

シングルマザーの母親と2人暮らしだったレモンちゃん
キラキラネームと外見が今時の娘の為に誤解される事も多いけど
その中身はしっかりした思考と行動力を持った女の子、因みに翼くんの10歳下

翼くんの幼馴染にして大親友?の鉄腕
街でちょっと浮いた存在の翼くんと父親を影日向なく力になっている好男子

翼くんの同僚の平野さん
大人しい性格で、翼くんに片思い?しているような健気女子

離婚して隣街で元同級生と事業を初めて成功した翼くんの母親・広海さん

時代と世代交代についていけず、家族の中で孤立しているように感じている鉄腕の父

色々な世代・境遇の人達が登場してます
自分と境遇(過去)が似ている人、共感できる人・出来ない人色々ですが
どの登場人物も少しだけ自分に似ていて、少し違っていて
物語を読みはじめたら止まらなくなりました

レモンちゃん母娘がメインの『小柳さんと小柳さん』が好き
レモンちゃん母娘の関係性がいいなぁと、
クールな親子関係ですが、お互いが人格をキチンと認めあっている
そしてレモンちゃんの義父にあたる「小柳さん」
頼りなさそうですが、一番度量が大きいように思いましたよ^^
3人の小柳さん、皆素敵です

図書館が閉館中にゆっくり読もうと思っていましが、一気読みしちゃいました


物語の中で小柳さん(レモンちゃん)が「生きていくって言うほど簡単なことじゃないよ」と
ホントにね・・・・生きていくって大変ですよ

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