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タイトル読み 思っていたのと違っていたけど、心に突き刺さった・・・・
瑕疵借り
『瑕疵借り』 松岡佳祐・著

「原発関連死」「不慮の事故死」「自殺」「突然死」
借主が‟普通でない原因”で亡くなってしまった家・部屋
『心理的瑕疵物件』といい、次にその部屋を借りる人には告知義務があるという

その瑕疵物件を‟敢て”借りて、その瑕疵の原因を「洗い流す」ことを専門とする
瑕疵借りを生業とする藤崎が住んだ4件の物語が綴られています


私も部屋を探す時に、はじめて「事故物件」という言葉を知りました
その部屋で事件があったり、またその部屋で不審死があった場合が「事故物件」という
と思っていましたが
この本読んで‟えっ?こういう事まで瑕疵になってしまうのか”と
(そのうち日本全国「瑕疵物件」だらけになっちゃわないか(--?)

瑕疵の原因を一番気にしているのは、その物件のオーナーでも管理会社でもなく
遺された遺族や故人と関わりになった人達なのかもしれません
色々な理由があれ、その死因に少なからず自分が関わっている
時に、「あの時」の後悔をずーっと引きずって生きていくことになる

瑕疵借り・藤崎は、遺された人達の後悔の想いを洗い流してくれる



本のタイトルだけを見て「ホラー系♪」と思って手にとりましたが
心に突き刺さる一冊でした 
私的には、『土曜日のアパート』
東日本大震災の原発事故、除染作業に従事した作業員・峰岡と
女子大生・琴美との束の間の交流を描いた話ですが
峰岡のような人が実在するのかもしれない、と・・・・・



ひとり暮らしなので、他人事ではないなぁ~~と
自分自身が「瑕疵」の原因にならないように気を引き締めて?日々を営んでいこう
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2019.07.30 


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