FC2ブログ

『会津の怪談』 中村彰彦

暑くなる季節・・・風物詩ですよね~
会津の怪談
『会津の怪談』 中村彰彦・著

タイトルに『怪談』とあるので、四谷怪談的な話を集めた物を期待して読むと肩透かしかもしれませんが
江戸初期から中期に実際に起きた事件とそれを基に巷に流布された有名な逸話・怪異譚を集めたモノです

歴史好き・怪談好きには有名な加賀百万石前田家の居城・金沢城の『かわ姥物語』
前田利常の正室・珠姫に仕えた姥に関わる怪異譚
小学生の間で一時流行った「トイレの花子さん」このルーツは「かわ姥」にあるのかも?

本書の後半は、江戸時代・希代の名君と称えられた「保科正之」の逸話が収められています
江戸は度々大火事が起こっていますが
振袖火事=明暦の大火は四代家綱の治世・正之の時代に起こっていたんですね
改めて認識

【幽霊の正体見たり枯れ尾花】なんて言いますが
怪談や怪異譚が生まれるのには、必ず背景として史実がある事が分かります


昔の怪談には、今の怪談にはない「人の情」愛情・恋情・思慕
そして嫉妬や怒り また憐憫や哀しみ 
例え、身の毛のよだつような恐ろしい話であれ、話の底に『人のぬくもり』が感じられるからこそ
憐れだったり、本当に恐ろしかったりします


この夏も40℃超の日が続く・・・・なんて予想も出ているようですし
今年も、バンバン‟ヒンヤリ”する本を読んでいきたい!!と思います^^;;
スポンサーサイト



Comments 0