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『明治銀座異変』 滝沢志郎

作家・滝沢志郎氏 要チェック作家さんですわ!
明治銀座異変
『明治銀座異変』 滝沢志郎・著

明治16年 銀座煉瓦街で鉄道馬車の御者が狙撃される
当初や商売敵でもある人力車夫達による嫌がらせの犯行かと目されていいたが
被害者である御者・八木実松が「青い目の子供」という言葉を遺し亡くなる

御者の狙撃現場に居合わせた新聞記者・片桐と探訪員見習いの直
そして、日本語より英語が得意な山本咲子は、事件の謎と犯人を追う

真相を追う内に、十七年前横浜で起きた英国人殺害事件と結びついていく

文明開化からあまり時が経ってない日本
西洋の文明と共に道徳や価値観など、当時の人々にすれば
自分達が当たり前に信じていたものが180度ひっくり返るような事もあったでしょう
そんな混沌とした時代
横浜や銀座 外国人が居住を許された居留地は「日本の中の外国」
日本であって日本でないような街で起こった事件

当時の思想はあれど、事件の裏・真相には当時に「生き場」を模索する若者達と
男女の情愛が起こした哀しい真実が暴かれていく



明治の銀座という街が、子供の頃夢中になって読んだ「シャーロック・ホームズ」や「ルパン」の世界を彷彿とさせ
過去の事件が「今」の事件とリンクする処は、金田一耕助シリーズと近しい物があります
そして、山本咲子(山川捨松)の姿は、大和和紀さんの漫画「NY小町」「ヨコハマ物語」の登場人物のようでした

登場人物のキャラクターや背景が分かり易いので、スラスラと面白く読み切れました

著者の前作「明治乙女物語」の前日譚的話なのか?
リンクする人物も登場していますしね

『明治』シリーズ?と言っていいのかな
作家・滝沢志郎氏、要チェック作家さんです
新作が楽しみになってきましたよ^^




歴史好きですが、明治~昭和初期は不案内です
当時・明治期の銀座はきっと西洋を模倣して、一見華やかな場所であったろうと想像出来ます
瓦斯燈が燈り煉瓦作りの洋館が建ち並ぶ直ぐ裏には、貧しい人々が住まう長屋が存在していた


現実と虚構が入り混じった時代だったのかな・・・・
幕末から昭和初期、ちょっと興味が湧いてきました!!


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