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スタンディングオベーションに応えてくれた、アンコール本
花だより
『花だより・みをつくし料理帖 特別巻』 高田郁・著


最終巻『天の梯』で大団円した 『みをつくし料理帖』の
澪達が大阪へ旅立って4年後のそれぞれを描いた作品集


春先に、一年に一度澪から届く便りを、密かに「花だより」と呼び楽しみにしている種市達
しかし4年目になって、何時もの便りが届かない
種市は体調を崩した事もあり、不安が募るばかり
娘のお鶴の墓参りの帰り インチキ占い師に出会った事が切欠で
戯作者・清右衛門と坂村堂 そして”りう”と大阪へ旅に出る事に
江戸の「つる屋」の面々とそれぞれの営みが語られていく『花だより』


澪の初恋?の小松原=小野寺数馬
澪と別れ、周りの勧める旗本の娘‟乙緒”と祝言をあげ、今は一男を授かり
武家として勤めに追われる日々
小野寺家の様子を、澪をしらない乙緒が澪が知る事ないであろう
小野寺家と数馬の様子を語っていく『涼風あり』


澪と共に大阪に帰った あさひ太夫=野江
江戸・吉原であさひ太夫を見守ってきた摂津屋のバックアップもあり
絶えてしまった実家「淡路屋」を再建、
実質的な店主として日々を送る野江の様子が語られていく『秋燕』


源斉と夫婦になり大阪に戻った澪
江戸「つる屋」で培った経験を活かし、澪が営む「みをつくし」は大阪でも評判の料理屋になっていた
が、関西・大阪で流行病が蔓延
医師である源斉も患者の治療に追われ、自らも疲労から倒れてしまいます
そして「みをつくし」も存続の危機を迎えていた
『雲外蒼天』の運命をもった澪の大阪での様子が語られている『月の船を漕ぐ』

4つの物語が収められています



種市達は大阪に無事着けるのか?澪と再会出来るのか?
澪の「みをつくし」は?女料理人としての道を断たれてしまうのか?
源斉先生と夫婦の危機なのでは?
野江は一女性として幸せになれるのか?

ハラハラ・ドキドキしながら読み進めていきました
架空の人物なのに、澪や野江が自分の娘か?歳の離れた妹のように感じられてしまって
(なんか、オタクの人が二次元のキャラクターに‟萌える”気持ちに似てるかも^^;;)

勿論!!新春の読んでよかった~って思えたハッピーエンドでした

アラサーになってもお互いを「野江ちゃん」「澪ちゃん」と呼び合う2人の姿
もう夫婦なのに「源斉先生」「澪さん」と呼び合う2人の姿
可愛い過ぎる~いつまでも新婚さん過ぎる~~と


作者高田氏の元には、未だに「みをつくしロス」のファンからは、続編やアンコール編の執筆依頼がくるそうですが
もう本当にこの特別巻で完結だそうです
本当に終わってしまったんだ・・・・・と、登場人物達が皆幸せなのは、一読者として喜ばしい事でしたが
やっぱり寂しいな

高田氏の他のシリーズで「みをつくし」の面々がカメオ出演とかあればいいなぁ~
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2019.01.14 


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