今年のお正月BS・NHKで
昭憲皇太后をテーマにした【美子伝説】が放映
その中で本書について触れられていました 興味が湧いたので一読
女官
『女官 明治宮中出仕の記』 山川三千子・著

初版は昭和35年、今から半世紀以上前です

明治天皇とその皇后・後の昭憲皇太后の晩年、女官として仕えた女性の回顧録

明治という時代、急速に近代化が進んだ時代ですが
皇室・天皇が主に私的な生活を営む「宮中」はまだまだ「公家文化」が色濃く残っている世界
著者・山川三千子さんも華族出身のお姫様なので
庶民の感覚とは一線を隔していて、
権高というかなんというか?現代の感覚からすると違和感がなくもないですが
当時の社会概念を鑑みれば
皇室やその周辺の方々の価値観はそういうモノなのだろうと・・・

著者が、本書を記したのは宮中から退官して半世紀近く経ってから
終戦後の事なので、下世話な言い方だと
『今だから話せる事、ぜーんぶ‟ぶっちゃけ”ます!』って感じなんでしょうね
【菊のカーテン】庶民が伺い知れなかった天皇皇后の日々の生活の習い
当時一般的には天皇は人ではなく神に近い存在(正に現人神)
近くに仕えた女官だからこそ見る事が出来た
生身の人としての、天皇と皇后のエピソードも語られています

明治~大正にかけて起きた政治や事件の裏側天皇側から見た裏話
女性だけの世界で起こる軋轢など

著者・山川三千子さん
ちょっと思い込みの激しい想像豊かな‟おひー様”だったのかもしれません
それとも、過去の想い出は美化しがちなモノですが
「話‟盛っちゃました”か?」と思わない箇所もないですが
知られざる宮中を垣間見したようで面白かったです



不敬ながら・・・
「開かれた皇室」と形容されますが、やっぱり現在の皇室も
一般庶民から見ると、まだまだ『菊のカーテン』に覆われてますよね

そして、来年には現天皇陛下が退位されて、また新たな時代がはじまります
「元号がどうなるのか?」「次期皇太子問題」とか色々騒がれていますが


‟このまま私が生き続ける事が出来たらな
昭和・平成、そして次・・・・3代生きる事になっちゃうと 
一気に年取ったような気がして・・・・・老け込むわ~~


本書とは全然関係ない所で、感慨にふけってしまいました・・・・




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2018.04.02 


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