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ある意味で、人生の縮図「結婚式」
末永くお幸せ
『末ながく、お幸せに』 あさのあつこ・著


一組のカップル 九江奏樹・瀬戸田萌恵の結婚披露宴に招かれた
ゲスト達のモノローグで綴られていく物語です

自分達の人生の門出である「結婚式」
今まで自分達を支えてくれた人、本当に自分達を祝ってくれる人だけを招待した
50人程のささやかだけど、温かい宴が物語の舞台です

新婦の友人や元上司 新郎の幼馴染や両親
彼らが宴のスピーチで披露される、新郎新婦の本当の姿であったり
心のうちで邂逅する、新婦や新郎との関わりであったりします

何不自由なく家族愛に包まれ、優しく思いやりに溢れる新婦・萌恵
でも彼女の育ってきた家庭は複雑な環境だった事が読者に少しづつ明かされていく

ウェディング・プランナーが、お世辞でも営業トークでもなく本心から「いいお式」と感慨しています


新婦・萌恵 この‟娘”は本当に素敵な女の子だと思う
もし私の身近に、こんな女の子がいたら「お友達になりたい!」と思う子だと
(妹や娘でもいいなぁ~)

物語の最後は、萌恵から「母親」に宛てた手紙(独り言)で締めくくられています
これは、萌恵だけでなく「娘」であれば、誰しもが母に抱く気持ちだろうと思います


もし・・・・自分が「結婚」出来ていたなら、萌恵のように上手く言葉では現わせないけれど
やっぱり、同じような気持ちになったのだろう、と思います

結婚式・披露宴に招かれると、何かの場面で
『新郎新婦から幸せの御裾分けです!』なんて台詞を聞く事も多いですが
この物語の披露宴は言葉通りです
宴に招かれた人たちが、前向きになれた・幸せの御裾分けを貰った物語
新郎新婦に「お幸せに!」そしてゲスト全員にも
「幸せになって!幸せになろうよ!」ってエールを送りたくなります

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2018.03.30 


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