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季節外れの怪談・・・・
かわうそ堀
『かわうそ堀怪談見習い』 柴崎友香・著
“恋愛小説家”として名前が売れ出した作家が、怪談小説家としてイメージ転換をはかるべく
身近な怪異譚を求めて取材をしていく話
一つ一つは10ページ程の短編ですが、それぞれの話が微妙に繋がっていきます
“ギャー”と絶叫するような「分かり易い」話ではなく
薄っすらと背筋が寒くなるような、ちょっと不思議な雰囲気です

「これの何処が恐いんだろう・・?」と思って
もう一度読み直してみると「・・・・・あぁ~なるほどね~」っと・・・

心霊的なものから、異次元に迷い込んでしまうような話と
『怪談』といっても、バラエティに飛んでいるので
オカルト好きとしては、結構楽しめた1冊でした


不思議な出来事って、以外に知らない間に遭遇しているかもしれない・・?
もしかしたら、私が当たり前に見ている風景や出来事は
既に“怪異”な事かもしれない・・・・と


『怪談』といえば、蒸し暑い夏の夜が定番ですが
意外に、この桜が咲く季節が一番“恐怖譚”が似合うと思うのですよ・・・・

(本書の中でも、満開の桜の元で怪異話が語られる場面が出てきます)

桜の名所ではライトアップされていて「夜桜」の風情も台無しですが(--;
照明も何もない、夜の闇に浮かぶ桜は妖艶を通りこして不気味にすら感じることが・・・


梶井基次郎の『桜の樹の下には屍体したいが埋まっている』

満開の桜の下には・・・・何かか潜んでいるような・・・・
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2017.03.28 


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