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表紙イラストが父に似ていたもので・・・・
長いお別れ
長いお別れ 中島京子・著

東昇平は中学の校長を勤め上げ、10年程前から認知症を患っている
3人の娘達は結婚や仕事で独立し、今は妻曜子が一人夫の面倒をみる「老老介護」

少しづつ記憶が曖昧になり、行動も一人では何も出来なくなっていく
認知症の進行を軸に、東昇平・曜子夫婦と3人の娘達の生活の変化と
その中で出会う人が出来事が8編の物語を綴った、オムニバス形式の1冊です


表紙のイラスト・・・・私の色眼鏡で見るからそう見えてしまうのかもしれない
けど・・・・亡き父に似ていて 
中学の校長だったのも同じで、ページをめくってそのことを知った時
本当に本を取り落としそうになりました

父は認知症を発症してまもなく、脳梗塞で殆ど寝たきりになってしまったけど
なんだかんだ言って妻・曜子に頼りっきりで
曜子がいないと寂しくなってしまうところとか、父ソックリで
私的に胸にせまる一冊でした

物語の最後 昇平の孫の一人が通うアメリカの中学校の校長先生が
「『長いお別れ』と呼ぶんだよ、その病気をね。
少しづつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかっていくからね」と

うろ覚えで出典も見つけられないのですが、
認知症は人間から“死の恐怖”を和らげる為の防衛本能が引き起こす症状のひとつ”
なんて聞いた覚えがあるような?ないような?



人の心配をしている場合ではないんですけどね・・・・

両親をみおくってしまったし、『長いお別れ』をしなきゃいけない人は自分にはいないので
この世を去るときは“ぽっくり”逝きたいものです・・・

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2017.01.27 


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