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『WE LOVE ジジイ』 桂望実

ジジイ・ババアが愛しい
ジジイ
『WE LOVE ジジイ』 桂望実・著
売れっ子コピーライターの岸川
学生時代の後輩であり仕事のパートナーであった玉川の突然の自殺に
心を閉ざし、片田舎の街に移り住む
移住した街は、住人の高齢化や数々の「町おこし」を試みるも上手くいかず
街は寂れていく

岸川は街の住民達とも、積極的にコミュニケーションをとろうともせず
ラジコンヘリの操縦を趣味に、静かな毎日を送っていた

ある日、移住の際手続きをしてくれた、地域活性化職員の池田から
「町おこし」の手助けをお願いされる
岸川は冗談半分で「輪投げ」で町おこしをしたらいい、と提案
話の行きがかり上、「輪投げ大会」に岸川も関わっていく
それを機に、街の住民であるジジイやババア
そして町内にある工場の従業員である若者・新山や外国人労働者達と交流していく
固く心を閉ざして孤立していた岸川
少しづつ住人達に馴染み、街に不可欠な住人になっていく



「総選挙ホテル」が面白かったので、同じ作家さんの過去の作品を読みました

友人の自殺に、自分の生き方と生きる意味を見失った男の再生と
活気の失った街の再生を描いた物語です
物語の前半は、岸川メインの寂しい物語なのですが
住人達をジジイババア扱いなので、くすっと笑えてしまいます

街は活気を失っているのですが、住人の高齢者達は個性豊かで“元気”です!
街の長老でボス的存在の・しげジイ
しげジイの親友でガラスのハートを持った・亀ジイ
しげジイに片思い中、街のスポークスマン雑貨屋の・きよバア
腰が曲がって杖をついいるのに滅法早く歩く・信バア
料理上手の亀ジイの連れ合い・菊バア
昨今の無気力な若者と正反対に、アクティブでおちゃめなジジイ&ババア達
半分以上“ババア”な私ですが、
『こんなババアになりたい!!』と思ってしまいます



迷走していた台風10号が再び関東へ接近中
今朝から雨が降ったり止んだりです
こんな日は『おこもり読書」がぴったりですね
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Comments 2

良寛和尚
町おこしモノですかね?

良寛でございます、お邪魔致します。
なんとなく、昔に読んだ「限界集落株式会社」に似た感じかな、と・・・・・
でも、こういう物語って、なんだか勇気が貰える気がしますよね、私が「おじィ」になったからなのでしょうか?(哀)
いやいや、年齢には負けませんよ。
私は死ぬまで18歳のつもりで生きますから。 18 till I die.ですっ!!!!

台風、大丈夫でしたか?
また、大きいのが近づいているみたいです。
お出かけにはどうかご用心を。

藤猫=^・^=
世代間交流+国際交流?

良寛さま、いらっしゃいませ

またまた大型台風が接近中ですが、コチラは蒸し暑くはありますが
意外に穏やかなお天気です

ちょっと前、市町村合併が“流行”?ましたね
2つ以上の自治体が合併すればそれぞれの住人達に少なからず軋轢がうまれたり
若者と高齢者の「町」に対する思い
外国人労働者が多く居住する地域では、生活習慣の違いによるいざこざとか
さらっとした文章で書かれていますが
物語の中に詰まっているのは、地方都市にありがちな根深い問題を描いているように思います

良寛さまは、永遠の18歳かぁ~
なら未成年ですから、「お酒」は飲めませんね(^m^)
若い子からみたら、私ももう立派な“ババア”ですが
私は、永遠の30歳くらいで行こう♪

  • 2016/08/29 (Mon) 20:10
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