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“お仕事小説”
それも大好きなホテルのお話だったので、一気読み
奇想天外なフィデルホテル  泊まってみたい!!
総選挙ホテル
『総選挙ホテル』 桂望実・著

倒産寸前までに経営状態が悪化している
都内にある中堅シティホテル【フィデルホテル】
経営立て直しの為、投資ファンドから大学で社会心理学を研究する元山が新社長として就任
奇想天外な経営建て直しを次々実行する
手始めに、リストラと人事移動を全従業員参加による「総選挙」で決める
どの部署に誰が必要で不必要か?
普通ならその部署の上司や、人事部が決定する事を従業員による選挙で決定する
結果、飲料部のコックがベルボーイに
企画部勤務者が飲料部に
清掃の派遣パートが、ウェディング部へ
フラワーショップ勤務者が、フロントスタッフへ移動になる
それぞれが、「何で自分がこの部署・仕事へ」と不安が先行したり
自分がやってみたい仕事とは無関係な部署へ配属された事への疑問
従業員全体のモチベーションも下がり、それと同時にホテルの評価も下がっていく


それぞれの職場で、ホテルへ訪れるお客様と接していく内に
仕事とは何か?自分が本当に求めていたモノの答えがみえてくる
選挙によりギクシャクしていた同僚や他部署の人間との関係も円滑になっていく

そして、40年ぶりにホテルを訪れたお客様に従業員達が連携してサプライズを行うまでに
そして、倒産寸前だったフィデルホテルは
「一流のサービスを提供するホテル」として、再生復活の道を歩みはじめます



実際、倒産寸前の企業を立て直すのは至難の業でしょうし
こんなにトントン拍子に上手くはいかないと思います
後半に出てくるサプライズのエピソードは、どこぞの外資系ホテルのエピソードと似てるな
と思う事はありましたが

「自分はこの仕事が適職!天職」と仕事が上手くいかなくても、しがみついてた
「資格もない私が出来る仕事はこれだけ」と生活の為に選択の余地もなくしていた仕事
でも、他人から見るとまったく違う一面が見えてきたり
自分自身でかってに「欠点」と思っていたことが、他人の目からみたら
それが得難い長所だったりすることも
どんなに辛い仕事でも、ずーっと永遠に辛いことはない
そこにちょっとした光や希望が見えたら、それが自分の「適職」なのだ


物語の冒頭と最後は就活生へのメッセージビデオの内容が収録されてます
選挙前と選挙後、同じ内容の質問に答えているのですが
その回答が前後で面白い対比をみせていますので、本編を読む前に
本の最初と最後をまず読んでから、読むのも面白いと思います
彼らが何故、同じ質問にここまで違う回答になってしまったのか?



あまりに出来すぎのお話ですが
仕事辛い・・・・辞めちゃおうかな・・・なんて考えている人
辞表や履歴書を書く前に読んでみて

「もう少し頑張ってみようかな?」と、ちょっとだけ元気になれる・・・かもしれません^^;




フィデルホテル
実際にあるなら、是非泊まってみたい!!



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2016.08.22 


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