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『蘇生』 五十嵐貴久

もうすぐ、丸5年ですね・・・・
蘇生
2011年に起った“東日本大震災”とその後を舞台としたフィクションです
『蘇生』 五十嵐貴久・著

福島、原発のある街に住んでいた“セータ”達仲良し6人は
小学5年生の時に大震災に会う

震災後、東京や大阪へと引越、新しい生活を始めていたが
震災から3年半、セータ達が中学3年になった秋
小学生時代の担任教師から、仲良し6人のうちの一人
北海道の伯父の元で生活していた“葉月”が亡くなったと連絡が入る

彼女が亡くなった北海道・稚内に
担任教師と5人の友人達が3年半ぶりに再会し
彼女が亡くなった自ら命を絶った場所へ向かう
が、その帰り道事故に合い
中学生5人だけで、北海道の原生林を40kに渡って助けを求めて歩く
命がけサバイバルストーリー

多感な時期に、両親や片親を亡くし
新たな町で、優しく迎えいれてくれた新たな学校での友人達
それぞれが、表面上順調に新しい学校や生活に馴染んでいっているかに見えたけれども
亡くなった葉月をはじめ、それぞれがのトラウマを抱えて
暗い森の中をずーっと歩んで生きていた

彼らは、この事故をきっかけに本当に「蘇生」したのでしょうか?

(因みに、物語は一抹の不安を抱えてはいるもののハッピーエンドです)

東日本震災が舞台になっていますが、
その前の阪神淡路の震災や、もっともっと前に大戦など
天災・人災に関わらず
命を脅かすような体験をした人にしか解らない心の痛み
それは、それを体験した人にしか理解出来ないものだと思います
そういう人達に、簡単に口先だけで
「気持ちが解る」とか「頑張って」などとは、安易に言えないです
だからといって、どう言葉をかけていいのかも分からない・・・

あくまで、フィクションですけど
震災や心に大きな傷を負った人達が、その後の人生
少しでも心穏やかな時間や生活を送れるますように
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