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“時代(江戸)小説”がマイブームです
鱗や
『上野池之端 鱗や繁盛記』 西條奈加・著
江戸は上野池之端にある料理茶屋「鱗や」が舞台です
過っては、料理通の粋人達に愛された名料亭“鱗や”
が、今は連れ込み宿紛いに落ちぶれてしまった「鱗や」に
信州の田舎出の僅か十四の“お末”が奉公することに

店の商いをほっぽりだし、それぞれの道楽に精を出す主人一家をよそに
入り婿“八十八朗”と“お末”の奮闘で
「鱗や」は過っての輝きを取り戻しつつある
・・・・がその裏では・・・・・若旦那の苦しい過去との決別が

店と人との『再生』の物語です

長編ですが“6編”のエピソードが収録されてます
中の『師走の雑煮』 
誰でも思い当たることが1つ2つある話が面白かったです
誰しも“思い出の味”や“お店”があると思うのですが
懐かしく温かいような、ちょっと切なくなるような・・・そんな一話でした


西條奈加氏の作品は、どれもそうですが
女性らしい描写が細やかで
場面場面が鮮やかに頭の中に描くことが出来るようです
本作は、最後が本当に情緒ある終わり方です・・・
「鱗や」と“2人”の明るく穏やかな未来がみえるようです

☆“2人”の「鱗や」が実在したら、ご飯食べに行きたいな
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2014.07.22 


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