今も昔も就職難??
立身
『立身いたしたく候』 梶よう子・著
時は幕末
瀬戸物問屋の五男・留吉18歳は百五十俵の御家人・野依家に跡取りとして養子にはいる
名を“野依駿平”と改め、家督を継ぎ「武士」としての道を歩みはじめる
野依家当主として、駿平がまずしなければならない事は
ズバリ!!!「ご番入り」=就職である

野依家は先代から「小普請組」無役(無職)である
ご番入りの活動を通して、役付きの御家人達と出会い、武士社会の矛盾を感じつつ
家名存続と立身出世を目指す


江戸幕府お目見え以下(将軍に拝謁出来ない身分)が就くことが可能な
役人・役職8つを題材に語られています
多分に創作的な部分もあるでしょうが
昔も今も、就職活動は大変だし
運良く?職に就いても諸々の苦労がつきもので
現代の“社会問題”とリンクした話が綴られます
(あーいう事あったよね!!こーいう人いるいる!!
って、共感できる話もありました)



本書の主人公・駿平はどうやら「勘定吟味方」にご番入り出来そうです
(まだ試験は続くようですが)
気になるのは、駿平の親友?として登場している“矢萩智次郎”
どうやら彼は幕末の“志士”としての道を歩みはじめたようです
智次郎の「立身いたしたく候」を読みたい気持ちになりました
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2014.07.28 
憎らしいほど、夏らしい空
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今日は入道雲が出てますよ・・・・カミナリ注意?


流石の私も最近は“食欲減退”気味です
(嘘じゃないですよ・・・ほ・ほんとだから!!)
お蕎麦→冷麦→うどん→そうめん→お蕎麦のローテーションです

冷たい麺類といえば、薬味は欠かせませんが
私は 青紫蘇(大葉)と茗荷は欠かせません!!
茗荷
『食べ過ぎると物忘れが酷くなる!』といわれる茗荷ですが

青紫蘇と茗荷があったら、おそうめん3把はいけます!!
“いける!”っているのは、言葉の“あや”で、実際は1把だけですから!!本当ですから!

茗荷は大好き!
サラダやお刺身・お肉やお魚・お味噌汁の具にもしちゃいます



『茗荷』って、和食以外でも使われているのかな?
日本以外でも食べられてる国あるのかな?
と、ちょっと調べてみましたら、『茗荷』を常食してる国は少ないようです

日本特有の野菜らしく、海外で栽培・生産されているのは殆どないようです

現在は日本の食材も海外で手軽に手に入れる事が出来ますが
海外では入手が難しい食材の一つだそうですよ


因みに、茗荷の英語名は【Japanese ginger】
【日本生姜】・・・・生姜とは似て否なるモノだと思うけど(香味野菜?という意味では一緒かな)

“日本生姜” で、この夏を乗り切りたいと思います!!

2014.07.28 
DSCF3782.jpg
自宅のベランダから・・・本日の夕日
日が沈んでも、あまり涼しくならない・・・( ̄△ ̄A;

日本は“世界一不快な夏”だそうですね

殊に今日は全国各地で35℃を越えたとか・・・・
猛暑ばかりか、先日の雷雨&豪雨といい、今年も油断のならないお天気ですね

夏はまだはじまったばかりなのに、後2ヶ月程こんな気温が続くかと思うと
蕩けて消えてしまいたい気持ちです・・・・

エアコンは身体を冷やすので、なるべく使わないように心がけていますが
ここ数日はなかなか切ることが出来ません・・・


エコを心がけたくとも、そーしたら“茹だり死んで”しまいそうです


一日も早く“秋”が訪れるのを待つばかりです

2014.07.26 
“時代(江戸)小説”がマイブームです
鱗や
『上野池之端 鱗や繁盛記』 西條奈加・著
江戸は上野池之端にある料理茶屋「鱗や」が舞台です
過っては、料理通の粋人達に愛された名料亭“鱗や”
が、今は連れ込み宿紛いに落ちぶれてしまった「鱗や」に
信州の田舎出の僅か十四の“お末”が奉公することに

店の商いをほっぽりだし、それぞれの道楽に精を出す主人一家をよそに
入り婿“八十八朗”と“お末”の奮闘で
「鱗や」は過っての輝きを取り戻しつつある
・・・・がその裏では・・・・・若旦那の苦しい過去との決別が

店と人との『再生』の物語です

長編ですが“6編”のエピソードが収録されてます
中の『師走の雑煮』 
誰でも思い当たることが1つ2つある話が面白かったです
誰しも“思い出の味”や“お店”があると思うのですが
懐かしく温かいような、ちょっと切なくなるような・・・そんな一話でした


西條奈加氏の作品は、どれもそうですが
女性らしい描写が細やかで
場面場面が鮮やかに頭の中に描くことが出来るようです
本作は、最後が本当に情緒ある終わり方です・・・
「鱗や」と“2人”の明るく穏やかな未来がみえるようです

☆“2人”の「鱗や」が実在したら、ご飯食べに行きたいな

2014.07.22 
待ちに待った“続編”です
冬天
『冬天の昴』 あさのあつこ・著
御家人が女郎を道連れに無理心中を図る
そして10年後、同じように奉行所同心が女郎を道連れに無理心中する
まったく関係のないように見える“心中事件”だか
絡まった糸は思わぬ謀へと繋がっていく



同心・小暮信次郎・小間物問屋・遠野屋清之介そして伊佐治親分が活躍する
『弥勒の月』シリーズの第五弾です!!

前作『東雲の途』が最終章・・・という噂があったので
本作は“弥勒・ファン”には奇跡ではないでしょうか?

『弥勒』シリーズは決して、爽やかな明るい作品ではないです
底なしの穴を覗き込むような、人間の“業”を突き付けられるようなシリーズなのですが
その暗さにどうしようもなく“惹かれて”しまう物語です

“信次郎”の底なし沼?のドSっぷり(!?)は相変わらずですし
前作で自分の過去と区切りをつけたはずの“遠野屋”の心中も漣が立ってるようです
そして2人の怪物?の間に立たされた、“親分”の心労はまだまだ続きそう・・・

何より気になるのは“信次郎”の虚無の正体が未だ不明のまま・・・・


またまた、続編が気になる作品です・・・・

2014.07.19